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G-Tune ノートPCに Linux Mint 19 をインストール (完結編)

目次

はじめに

前回、 G-Tune ノートPCに Linux Mint 19 をインストール(顛末編) で、マウスコンピュータの G-Tune シリーズノート PC に Linux Mint 19 MATE をインストールし、その際に遭遇した様々なトラブルと対応の顛末を記事にしました。今回は、インストールに関する手順を整理して、「完結編」として記事にしました。

概要

今回 Linux をインストールした PC は、下記のとおりです。

メーカ マウスコンピュータ
製品名 NEXTGEAR-NOTE i5330
CPU Intel Core i7-8750H
Graphics GeForce GTX 1050

また、インストールした OS は、下記のとおりです。

Linux Mint 19 MATE 64bit

メディアの作成

イメージファイル (iso ファイル) は、Download - Linux Mint からダウンロードできます。ダウンロードしたら、 DVD に焼くか、Win32DiskImager などを使用してインストール用 USB メモリを作成します。ここでは、DVD メディアを作成し、外付ドライブに挿入して起動したものとして説明します。

BIOS で起動メディアを選択

起動の前に有線 LAN は外しておきます。また、インストールが済むまでは WiFi を接続しないようにします。

追記初期の iso には問題があり、上記対処が必要でした。現在公開中の iso (末尾に v2 が付いているもの) では、上記を特に気にしなくても不具合は起きないと思われます。

電源ボタンを押しただけでは HDD から起動しようとしますので、電源ボタンを押したらすぐに F2 キーを押したままにします。BIOS が起動しますので、BOOT タブで Boot Option #1 を選択して Enter キーを押し、ブートメディアを選びます。(下図では PIONEER の外付 DVD ドライブ) その後、Exit タブから Save Changes and Reset を押すと先程選んだメディアから起動します。

ブートメニューを編集

最初に下記のようなブートメニューが表示されます。

ここで慌てず騒がず、'e' キーを押して編集モードに入り、 'quiet splash' の文字を探します。下図の場合、linux の行の行末から次行にかけて書かれています。

'quiet splash'  を 'nomodeset' に書き換えます。

書き換えたら F10 を押してブートしましょう。これで、お試し用のデスクトップ画面が表示されます。(上記をやっていない場合、Linux Mint のロゴのところでフリーズしてしまうかもしれません。)

Install Linux Mint をダブルクリックしてインストーラを起動しましょう。

インストール

インストールに関しては、リブートするまでは特に注意点はありません。ただし、念の為リブートまでは LAN を接続しないでおきます。

サードパーティーソフトウェアもインストールしないでおきます。

 

リブート時にブートメニューを表示させる

あとは適宜質問に答えて再起動まで持っていきます。再起動のボタンを押したら、

重要CTRL + SHIFT を押したままにします。(Linux Mint 19 MATE Release Notes - Linux Mintでは、SHIFT と書いてありますが、SHIFT だけではブートメニューは起動しなかったので試行錯誤で発見しました。)

これで前と同様ブートメニューが表示されますので、'e' を押して編集モードに入り、'quiet splash' を 'nomodeset' に書き換えてから F10 を押してリブートします。(これをしないと、デスクトップが表示されず、真っ黒な画面にマウスカーソルのみの状態になります。)

これでログイン画面が開きますので、ログインすれば無事デスクトップが開くはずです。

NVIDIA のドライバを指定する

最後に、NVIDIA のドライバを使用するように指定します。まず、有線 LAN もしくは、WiFi (この時点では有線の方が無難。理由は後の記述を見てください。) を接続してインターネットにつながる状態にしたら、ターミナルを開いてアップデート作業をしておきましょう。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

次にメニューから、システム管理 > ドライバマネージャを開きます。(システム管理が表示されていないときは、「すべてのアプリケーション」をクリックしましょう。)

x.Org のドライバが選択されていると思いますので、nvidia のドライバを選択して適用します。これで次回からは、ブートメニューを表示・編集しなくても正常にデスクトップが表示されるようになります。

WiFi が遅いのを解決する

上記までのところで基本的な設定は完了していますが、WiFi で接続していて異様にスピードが遅い場合(私の環境では 1Mbps くらいしか出なかった)は下記を試してみてください。

/etc/modprobe.d/iwlwifi.conf を開いて (無ければ作成して)、下記を記入します。

options iwlwifi 11n_disable=1

もしくはターミナルから下記を実行します。

$ echo "options iwlwifi 11n_disable=1" | sudo tee /etc/modprobe.d/iwlwifi.conf

再起動後、設定が有効になります。

上記は、802.11n で接続しようとしてしまうインテルのドライバの不具合のようです。今は、802.11a/g 等で接続できるはずですので、n を無効にすることで問題が改善されます。

参考




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